「四天王」
男塾の「死天王」ではなく、「四天王」
横浜にある家系総本山「吉村家」から、のれん分けを許された4つの直系店を「家系四天王」と呼んでいた時代があった
その中には独立したお店、一度閉店しリニューアルしたお店もある
そんな家系四天王の一つがなんと北陸の、しかも富山県東部の魚津市にある
看板に偽りなし
それがこちらの「はじめ家」である
この日、疲れがたまりにたまったワタクシは有給をいただき、自宅から車で3時間(高速使えば1時間強)かけてこちらにやってきた
開店15分前にお店に到着したが、すでに開店を待つ客が数名、ワタクシの後ろにもあっという間の長蛇の列、人気の高さがうかがえる
はてなブログに移行してからは初だが、ワタクシがこちらに来るのは4回目と記憶している
そんな遠い場所でもたまに食べに来たくなる、そう思わせる不思議な中毒性がこちらにはある
訪問日 2021年10月1日
メニュー ラーメン(並)+のり、ネギ(辛口ダレ)、キクラゲ+ライス
この日はラーメン店のハシゴをする予定ではなかったので、豪華トッピング祭り
卍丸の烈舞硬殺指の様な切れ味のあるネギは辛口仕様に
センクウの千条鏤紐拳のような食感のしっかりしたキクラゲ
羅刹の兜指愧破のごとく無類の安定感を誇るライス
そして死天王の将影慶の穿凶毒手拳幻睨界が如く咲き誇る板海苔の花…
トッピングの豪華さに目がいきがちだが、吉村家直伝の燻製チャーシューが二枚、そして彩りに小松菜が忍ばせてあるのは言うまでもない
北陸の家系ラーメンではかなり珍しい、この醤油感が強い豚骨醤油スープ
富山ブラックではなく、あくまでも吉村家の伝承された技を集約したこの醤油色
決してしょっぱくなく、豚骨で塩味をマイルドに感じさせ、香り高い鶏油でコクを引き立たせるこのバランス感
このスープでびちゃびちゃに浸した海苔でね、ご飯巻いて食べて日には…たまんないですよねぇ!
どうでもいい、どうでもいいんですが…
体術の限界を極めた卍丸は5分身が限界だと言っていたが、Jとの戦いでは10分身していたぞ…
あのキザなセンクウが一回だけ自分のことを「ワシ」と言ったことに違和感が…
注文時にお好みを聞かれるのですが、麺だけ「やわめ」にしてもらいました
最近家系では麺やわめがワタクシのルーチン
しかし、やわめにすると相当茹でるのね(^^;)
少し平たい中太よりも若干細いこの麺、モチモチを通り越してコシが全然なくて、個人的な好みからはかなり柔らかすぎたかな
周り見ると麺かためで注文してる人が多く見受けられたし、次回はかためにしてもらおう…
そしてファーストロッドを確保していた先客たちはいつのまにやらお店を後にし、ワタクシしか残っていない始末
これを聞いてもどれだけ長く麺を茹でていたかがわかっていただけると思う…(^^;)
どうでもいい、どうでもいいのですが…
戦いの最中、失った羅刹の左腕がいつのまにやら治っていたのに驚いたのはワタクシだけではないはず…
そして命を賭したはずの影慶の穿凶毒手拳、いつのまにやらモノにして普通に生きているのですが…
美味かった…
この濃口仕様の醤油をバランスよくまとめあげるスープには脱帽せざるを得ない
やはり一時間以上かけてでも食べに来るお店だということを再認識してお店を後にしました
とても美味しかったです(≧▽≦)
ごちそうさま~♪
…お恥ずかしい話、民明書房の存在を高校生になるまで信じていました
同級生に言われて初めて気づいたのですよ、ワタクシは(^^;)