天草の観光、見どころはたくさんあります
その中でも2018年に登録された世界文化遺産「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」は最も知れ渡っている観光スポット
小高い山の上にそびえたつ大江教会は…世界遺産ではありませんが、まずはこちらから見学に
明治6年(1873年)のキリスト教解禁後、天草で最も早く造られた教会
現建物は昭和8年(1933年)に建立されました
ロマネスク様式の教会内は残念ながら撮影禁止
キレイなステンドグラスとマリア像をしかと目に焼き付けてきました
明治18年にフランスから来日したガルニエ神父の像
ガルニエ神父は大江教会の建設に携わりました
マリア像
マリア様の周りには子供たちがたくさん集まっていて、マリア様の温かさを感じとれました
「いわれ」についてはワタクシもよくわかっていなくて、調べてもらえばと思いますが、この泉の水は病を治したといわれています
奇跡を信じる者のみ救われるのかもしれません
あなたもお祈りしてみませんか
世界文化遺産記念樹
白壁に映える彼岸花
お前はキリシタンなのか
仏教徒のワタクシたちが近づくと、「仏教徒は近づくな」と威嚇されました( ̄▽ ̄;)
ガルニエ神父は大江教会三代目司祭として、五十年もの間天草で布教活動に努められました
いったいどんな想いで、天主堂からのぞむこの眺めを見ていたのでしょうか
次の目的地は崎津です
ゴシック様式の崎津教会
こちらも世界文化遺産の一つ
昭和9年(1934年)にガルニエ神父と同じフランス人宣教師ハルブ神父とキリシタン信者が建てた教会
中は同じく撮影禁止
ステンドグラスや十字架など目に焼き付けてきましたが、畳敷きの堂内は珍しかったですね
もともとこの場所では踏み絵が行われた場所でもありまして、その場所で教会を建てたというキリシタンにとっては悲しい場所
当初はコンクリート造りの計画だったのですが、資金が足りず途中で木造に切り替えました
灰色の部分はコンクリートで、教会を正面から見るとコンクリート造りですが、側面部を見ると白色の部分があり、そこは木造になっています
こちらにもルルドの泉を模した池がありました
鯉も祈りを捧げています
こちらも世界文化遺産の構成資産の一つだそうです
えっと、写真に何か写ってるのはなんですか
たぶん太陽の光の関係でこうなってしまいましたσ(^_^;)
鳥居の裏からのぞむ崎津教会
ブラタモリのロケ地で、とてもインパクトに残ってて行ってみたかったんです
キリスト禁教の時代、崎津の隠れキリシタンはこの神社の氏子となって役人の目を欺いていたそうです
キリシタンとバレると処罰されていたこの時代、それでも役人の目を盗みオラショ(祈り)を捧げていた人たちがたくさんいたという事実
いかに村民たちが救いを求めていた貧しい時代だったかということがわかる
鳥居と教会が一緒
宗教にこだわらない風土が生んだ不思議な光景
この不思議な光景を眺めながら、当時のキリシタンの想いを考えてみたひと時
23個目のお土産はカラシレンコン
…そういえば、せっかく熊本に来たのにカラシレンコン食べなかったなぁ
お土産に買うこともしなかった…σ(^_^;)