天草下島で採れる天草陶石
実は日本で算出される陶石の約8割を占めるそうな(つまり天草は日本一の陶石の産地)
陶石は粘土状の鉱石で陶磁器の原料
天草で採れる陶石は砕きやすく成形しやすくて、粘土を混ぜることなく単独で焼物に使えるそうな
その焼き上がりは非常に頑丈で硬く、その白色はキレイな仕上がりになるそうで、佐賀の有田焼や長崎の波佐見焼など、全国の有名な焼き物に使われているそうな
もちろん天草陶石の産地の天草にも焼き物の窯元があり、「天草焼」として天草で長年愛され続けて使われています
その歴史は250年以上にも遡り、現在も窯元が多数開かれています
天草焼の共通する特徴は特になくて、各窯元独自の個性が表れているそうな
時間の都合上、全ての窯元を巡ることはできませんが、予定してる観光ルート付近の窯元にいくつか寄ってみました
まずは天草市天草町、天草小学校や天草郵便局の近く「高浜焼寿芳窯」
「くれよん」さんのイルカが描かれたコーヒーカップはこちらの窯元です
展示場横にあるこの窯は…どうやら今は使ってないみたい
今は展示場裏の工場で大量生産を行ってるそうです
作業工程の紹介
17時間かけて1300度で焼き上げるって…(@_@)
高浜焼の特徴でもある「海松紋(みるもん)」模様
江戸時代中期の高浜焼で描かれていたそうです
焼物が所狭しと展示、販売されています
イルカシリーズですね
海松紋シリーズ
海松紋シリーズの器と生姜擦りを購入しました
器は分かりにくいですけど、シルバーの海松紋が描かれています
触ってみるとざらついてて、赤や青のツルツルな海松紋とは触感が違う
模様づけの工程が違うのかな
お皿とおちょこ
おちょこ内にはイルカが泳いでますよ
これはちぃ様の納骨堂に備える水入れとして、お土産に買ってきました
創業は江戸時代後期1865年だそうです
こちらの特徴はこの周辺で採れる赤土粘土を陶石と混ぜて焼き上げていて素朴な色合い
そして、一つ一つ手仕事で作られているため全く同じ作品がない、唯一無二の焼き物が購入できます
おぉ!なんというか、モダンな展示場だぞ!
向こうはカフェスペースになってます
おそろいのスープカップとお皿
妻はマグカップ、ワタクシは納豆小鉢を購入しました
カップの蓋が反りかえることで、液だれしなくて飲みやすいこの形状は丸尾焼こだわりポイント
どことなく温かみを感じる焼き物です
妻は満足いく焼き物を購入できたので、とても満足してました
実は他にももう一つ伺ってみたのですが…お休みだったのかなぁ
ネットでは訪問の際は事前連絡要って書いてあったので、いきなり訪問はやっぱダメでした😅
夏休み2022熊本旅行記の第一章「天草は想像以上の広さと見どころがあって時間が足りない」編はこれにておしまい
第二章「ひとつなぎの大秘宝巡りとやりすぎた熊本城」編、Coming Soon!