ブログには紹介してこなかった行きつけの隠れ家的なお店
長い間お世話になってきましたが、閉店するということでご挨拶に行ってきました
「旬の味 いっしん」さん
初めて訪れてからこの日まで13年とちょっとかな
実は結婚する前、一人暮らしをしていた妻がお店の近くのアパートにいまして
一度行ってみようかなってノリで行ってみたのが最初でした
最初は手書きのメニューに値段が書いてないことに内心ビクビクしながら、いろいろと注文
どのメニューも美味しくて美味しくて、これはお高いお店だぞと思いながらお会計したら、「あれ?これだけ?」って驚いたんです
でも一般的に見たらお高いお店、それでもその値段以上の美味しさなので安すぎると感じました
で、このお店のトリコになって2ヶ月に一回くらいのペースでお世話になっていました(マスターが嫌がるので、ブログには書いてませんでした)
毎回予算内でマスターのおまかせでお願いして、その時季の旬のものをいろいろと味わわせていただきました
この日いただいたものを紹介します
(マスターが嫌がるので感想は割愛します(笑))
まずはつきだし
マスターお手製の豆腐、ウニが添えてあります
旬の魚の刺身盛り合わせ
この日はブリ、水タコ、万寿貝、甘エビ、ワカメ
ワタクシが個人的に日本一だと思うお刺身
毎回このお刺身食べるたびに幸せ感じてました
土瓶蒸し
あの松茸が入ってるんですよ
妻が土瓶蒸しが大好きで、毎年一度はいただいてました
「こんなん美味しいのか?(笑)」ってマスターがいつも言ってました
能登牛ステーキ
マスターは肉も鮪もサシの入った部分は出さないんです
いつも全国の珍しい銘柄牛出してくれました
香箱めし
香箱がにと一緒に土鍋で炊いたご飯
たぶんワタクシたちはこちらのお店のメニューの中でこの香箱めしが一番好き
「たったこれだけの予算で食べれるモンじゃないんやぞ(笑)」
って言いながらマスターは作ってくれました
冗談ばかり言って本心を決して表にしないマスターですが、閉店の理由はなんとなく…(個人のことなので伏せます)
今回のメニューはマスターのおまかせと言いながらも、ワタクシたちが好きだったメニューばかり
とてもとても予算内で収まるようなコースではありません(実は他に焼き物ともう一品ありました)
洞察力と記憶力が凄まじくいいマスターですから、毎回ワタクシたちの反応や会話を覚えていたんでしょうね
実は人情家のマスターらしく、赤字覚悟の最後のおまかせ
お店が閉店することは事前に聞いていたので、つまらない手土産をお渡しして、感謝の気持ちを伝えてきました
手土産は…最初のつきだしの写真で奥に写ってます
毎回こちらで食事するたびに、また明日から頑張ろうって気持ちにさせてくれました
生意気な若造には分不相応なお店で、マスターにはいつもいじられていましたけど(笑)
長い間ホントにお世話になり、マスターには感謝の気持ちしかありません
とりあえずゆっくりと今後の人生を過ごしていただけたらと
とても美味しゅうございました
こんないいお店、今後出逢えるかなぁ
マスター、ありがとうございました
ネコどもは夜中仲良く休んでますが、ワタクシもブログをしばらくお休みしようかと思います
ちょっと自分の身の回りがバタついてて、落ち着いたらまた再開したいなと思っていますが、どうなるかわかりません
案外すぐに何食わぬ顔で戻ってきたりして(笑)