QUI(石川県白山市八幡町)
この日の夜は白山比咩神社の近く、獅子吼高原ゴンドラの山麓駅近くにあるこちらのお店でディナー

古民家を改装したのかな
人気のキッシュ専門店だそうで、いつか訪れてみたいと思っていたのですが
この日はキッシュではなく、このようなイベントに参加してきました
白山麓で育てているサフォーク種の羊肉を堪能するという会
2020年ごろに「山立会」と石川県立大学が共同研究として白山麓で羊の放牧事業を開始しました
まだ一年に20頭ほどしか出荷されておらず、まだまだ知名度の低い白山市の羊
その希少な白山の羊を地元の人にも味わってほしいと、「山立会」と店主がこういうイベントを初めて企画してみたそうです
羊肉のフルコースとデザート、ドリンク二種付きで渋沢栄一が一枚/一人
羊肉が好きな妻の強い希望で参加してきました
ところでサフォーク種の羊ってなんのことかと言いますと、一般的に食用で出回っている羊の種類のことですね
皮膚が黒く、白い羊毛が生えていない部分は真っ黒で、頭が黒い羊といえばピンとくる方もいるのではないでしょうか

アタイは食べられないわよ!
…まぁ、サフォークのイメージはこんな感じです(笑)
訪問日 2025年3月22日
20名限定のイベントでしたが、参加者はその半分の10人でした
アミューズは白山サフォークの低音調理と木滑なめこの白ワイン煮
それに合わせるのは、店主がチョイスしたイタリアの微発泡ワイン「ランブルスコ」

シンタマの部分を使ったローストマトン
しっかりとした弾力があるけど、肉質はきめ細かくて柔らかい
そして気になる羊の香りはというと、全然臭くありません
羊だと言われないと、臭み消しをした牛肉って思う人もたくさんいるんじゃないかなと
木滑なめこは白山市のブランドなめこで、とても大きく弾力が魅力的
そのなめことシャキシャキとした玉ねぎとの食感が楽しい
「山立会」から白山サフォークについての講演を聞きながらその味に感心する
放牧でストレスがなく、白山麓の美味しいよもぎや雑草を食べてるから肉に臭みがないと
傾斜のある山地で育てているから、体が鍛えられてこの弾力が備わる
まだ始まったばかりの事業だけど、これからどんどん規模を拡大していき、「白山サフォーク」のブランド化を目指しているそうですよ

続きましては前菜、マトンすね肉ミンチのキッシュと前菜盛り合わせ

こちらのキッシュは牛乳やバターを使わず、米粉や豆乳を使った体にやさしい味わいが特徴的だそうです
マトンスネ肉のミンチをミートソースにしたキッシュ
あっさりとした味わいのキッシュだから一段とマトンの存在感が際立つ
それにしてもミンチなのにしっかりとした弾力
歯を押し返す力強さ

メイン一品目、羊ヒレ肉の串焼き
ワインはフランスの「ムートン・ガテ」のオーガニック赤ワイン
これはかなりボディのしっかりとしたタンニン多めの味わいで、ワタクシには少々キツめに感じましたが、重厚な肉料理には良く合いました

ガラムマサラとハーブソルトをお好みでつけて
脂分の少ないサフォークだけど、噛むほどに滴る肉汁と旨味
シンプルに焼いたからこそその肉の美味しさがわかりやすいのだが、これ食べると先ほどのローストマトンは羊っぽさがあるようにも思えてくる

二品目は羊もも肉の黒文字包み焼き
黒文字って葉はお茶に使われたり、枝は爪楊枝に使われたりする木のことです
モモ肉をその葉で包んで蒸し焼きにしたこれもシンプルな料理ですね

このモモ肉、すごい肉質です
ナイフがなかなか入っていかないくらいの凄まじい弾力
そして食べてみても食べ応えのある肉ですが、噛んでも臭みは全くなく、この羊の本来の味がダイレクトにわかるというか
そしてほのかに香る黒文字の爽やかな香りが鼻を抜ける
四部位の羊肉の料理を堪能しましたが、全般的に言えるのはこの白山サフォークは臭みがなく肉質がきめ細かく弾力がすごいということ
生後2年以上のマトンはラムに比べて臭みがあるのですが、それだけ美味しい草を食べて育ってるってことでしょうね

オイラよりも筋肉質なのか?
オイラのモモ肉と腕肉は今日もキレッキレだぜ!(笑)

デザートはガトーショコラとベリーソース
グァテマラのコーヒー
カカオ70%の濃厚なビターチョコを使用したガトーショコラは甘酸っぱいベリーのソースがよく合います
そしてコーヒーと合わさると、甘味と苦味がちょうどいいバランス
このデザートで胃袋がくっつり満足しました
とても美味しゅうございました(≧∀≦)
ごちそうさま〜♪
羊肉初心者でももともと苦手な人も美味しく食べれる上品な香りと食べ応えのある肉質、そして意外と低カロリーでヘルシーだし
石川県民としては、この白山サフォークがもっと広く流通してほしいなと思いました( ^ω^ )