出張から帰ってきたその日の夜、タレントのryuchell氏が若くして自死されたというショッキングなニュースを妻から聞いて初めて知った
出張中はネットなんてほとんどしなかったし、テレビも観てなかったから
その理由としてはSNSでの誹謗中傷が一番の原因ではないかと憶測が飛び交っている
…なんて息苦しい世になったものだのだろう…
ネット、SNSの普及は便利な世を加速させたとはいえ、その反面デジタルタトゥーという危険性も孕んでいる
ましてや顔の見えない匿名での投稿というのは、表現や言論の自由を通り越し、相手の気持ちを無視した一方的な罵りが横行するようになった
不景気な世が人の心を荒ませているのかな
みんな心にストレス抱えて生きる世になったからなのかな
暑くて食欲が落ちてるのと、この荒んだ世を憂いて、喉越しのいいものが食べたくなった
というわけで、以前から気になっていた蕎麦屋さんに初訪問してみたというわけだった…
訪問日 2023年7月17日
メニュー 穴子と四季野菜の天ぷらそば(大盛り)+チーズとまとバジル
石川県民のソウルラーメン「8番らーめん」の親会社ハチバンがプロデュースした蕎麦屋
その実力やいかに…
国産の蕎麦粉はその時季によっていいものを仕入れ等というこだわりの二八そば
ツヤツヤと光沢があり、見た目からしてしっかりとしたコシがある
昆布、椎茸、鰹節などでとった出汁に金沢の大野醤油を合わせたオリジナルのそばつゆにくぐらせる
プリっとしたハリのある蕎麦は喉越しもよく、後から蕎麦の香りが余韻として残る
しっかりとした味わいの蕎麦つゆに負けない香り高き蕎麦
この時季といえば穴子でしょ!
蕎麦屋であまり天ぷらを食べないワタクシですが、穴子一本揚げに目が釘付けになって注文しました
野菜はズッキーニ、ヤングコーン、茗荷の夏野菜とジャガイモ
天つゆや抹茶塩でいただきます
この天ぷらも相当なレベル
7〜8種類くらいのレパートリー豊富な蕎麦つゆの中、最も目を引いた「チーズとまとバジル」つゆ
バジルとオリーブオイルの香高い蕎麦つゆに、パルメザンチーズを入れて
具にはトマトがたっぷり
これがなかなかどうして、美味すぎる!
バジルとオリーブオイルの清涼感は夏にぴったりの味わい
一つ気をつけてほしいのは、チーズは一気に入れないで少しずつ混ぜてほしい
蕎麦をすすったときに、粉状のチーズが喉頭奥深くに飛び込みむせるから
チーズのコクと香りを少しずつ楽しむのがいいだろう
とても美味しかったです(≧∀≦)
きっとまた伺います
ごちそうさま〜♪
ワタクシが大ファンのASKA氏の名曲「月が近づけば少しはましだろう」の歌詞の一部
いろんなこと言われる度に やっぱり弱くなる
いろんなこと考える度に Ah ah 撃ち抜かれて
恋人も知らないひとりの男になる
壁にもたれてもう一度受け止める
小さな滝のあたりで
角を曲がるといつも 消え失せてしまう言葉だけど心の中では 切れて仕方ない
この指の先でそっと拭きとれるはずの言葉だけど積もり始めたら 泣けて仕方ない
「覆水盆に返らず」
一度形にしてしまった言葉は消えないし、その言葉で傷ついた人の心は一生元には戻らない
もっと心に余裕を持ち、通常の生活でもネットの中でも人の心を忘れずにいきたいなと改めて思いながらこの曲を聞いてると、やたら歌詞が心に沁みてきました
ryuchell氏のご冥福をお祈りします